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猫は人間と違い、言葉を発することができませんが、猫が見せる様々な仕草から感情を読み解くことができます。
どんな意味があるのか知っているだけで、今以上に猫が可愛く見えてきますよ。
いくつかの仕草が表す猫の感情を紹介します。
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目次
ヒゲから読み取る気持ち
猫にとって必要不可欠なヒゲ。
顔中のすべてのヒゲを合わせると、なんと約50本以上も生えているとされています。
その役割は猫の平衡感覚を保つためだったり、顔の部位を守るためだったりします。
よく観察してみると、猫のヒゲはその時々によって動いていることを知っていましたか?
リラックスしている時のヒゲの向きと、遊びに興奮している時のヒゲの向きでは全然違います。
ヒゲの動きをいくつかのパターンに分けて、その感情を説明します。
①ヒゲが上向き「嬉しい、楽しい」
ヒゲが上向きの状態の場合、猫の感情が高揚している時だと言えます。
美味しいごはんやおやつにありつけた時、飼い主に褒められた時などに見受けられます。
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この時、猫の気持ちはオープンな状態なので、飼い主と猫が信頼関係を築くために絶好のタイミングと言えるでしょう。
②ヒゲが横に広がる「警戒、威嚇」
猫のヒゲには、アンテナやセンサーのような周りの情報を収集するための機能とも言える能力があります。
これは元々、野生の猫が狩りをする時に必要とされる能力であり、今も名残が残っている猫が多いのです。
この状態の時は、何かに対して警戒している場合があります。
猫を怖がらせないようにしてあげたいものです。
このような大事な役割をも持つヒゲなので、猫のヒゲは決して切ってはいけないと言われています。
③ヒゲが前向き「不思議な気持ち」
猫が警戒している時と同様に、ヒゲを前に向けることでその情報を必死に集めようとしている状態と言えます。
実は、猫はかなりの近眼と言われていて、近くにあるものがよく見えていません。
そういった理由から、近くにあるものに対して、目ではなくヒゲで情報を得ようとするのです。
警戒している時のヒゲの状態との違いとして言えるのは、対象物が見たことのない静止物である場合が多いということです。
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よく私も我が家の猫が可愛すぎて、猫の鼻すれすれまで顔を近づけてしまうことがありますが、ヒゲが前向きになります。
飼い主なので警戒することはないにしても、「いきなり何?」と不思議な気持ちになっているのかもしれないなと思いました。
④ヒゲが下向き「リラックス状態」
猫がぼーっとしている時や寝ている時は、ヒゲの状態は下にダランと垂れています。
また同じ状態で見つめてきたり、付いて回ってきたりするようだったら、遊んでほしいというサインの場合もあります。
寝相から読み取る気持ち
猫は身体が柔らかいがゆえに、とってもユニークな寝相を見せてくれることがあります。
私だけではなく、猫を飼っている方なら共感してもらえるのではないでしょうか。
実はその寝相からも猫の気持ちが読み取れるのです。
①お腹を見せながら寝ている
猫がお腹を見せて熟睡している場合、かなり安心しきっている状態と言えます。
また警戒心の強い動物である猫ですが、これは完全に警戒心ゼロの状態です(笑)
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猫にとって一番の急所と言えるお腹を大胆に広げて眠れるということは、飼い主に対しての愛情深さやお家の環境の良さも表してくれていると言えます。
我が家の猫も私と息子が寝る布団の足元で毎日仰向けの大の字の姿で寝ています。
本当は中に小さなおじさんが入っているのではないかと疑うほど無防備です。
②手足を伸ばして横になって寝ている
ビヨーンと伸び切った猫の寝相も、猫がリラックスした状態にあることを表します。
この寝相もお腹を見せて寝る理由とさほど変わりません。
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③座って寝ている
香箱座り(こうばこずわり)という、前足を折り曲げて胸の下にしまった状態の姿で寝ている場合は、くつろいでいると言えます。
前足をしまっていることで、とっさに逃げることができない状態ということから、安心している気持ちが読み取れます。
同じく座って寝る姿でも、前足を出している場合は、いつでも俊敏な動きが取れるように、という意味を表しています。
ノラ猫などによく見られる寝相なのではないでしょうか。
寝ていながらも警戒しているとは、なんとも猫らしいです。
④目を隠して寝る
前足で目を隠したり、顔を直に布団につけたりして眠るのは、単純に眩しいからという理由のようです。
それなら暗いところで眠ればいいのにと思いますね。
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眩しいながらも飼い主の近くにいたいから、眩しさ我慢して寝ているなんて場合もあるようです。
可愛すぎます・・・。
⑤身体を丸めて寝ている
この状態は、寝ている空間が寒いと感じている場合や、警戒している場合があります。
部屋の室温を見直してあげる必要があります。
また猫が眠る定位置があるようなら、暖かいブランケットを敷いてあげるのもいいかもしれません。
姿勢から読み取る気持ち
猫が見せる様々な姿勢から読み取ることができる猫の本音をいくつか紹介します。
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①首をかしげる
何か不思議なことでもあったのかと思いますが、これは猫にとってあいさつのようなものだとされています。
他の猫とケンカにならないように首をかしげることがあるようです。
②背中を丸めて毛を逆立てる
猫の典型的な威嚇のサインです。
自分の身体を大きく見せる効果があるので。こうすることで敵に自分の強さをアピールするのです。
③身体を丸めて耳を倒している
猫が怖がっている時に見せる姿です。
この時、瞳孔も大きく開き、怖がっているので可哀想ですが、まんまるな目が可愛いなと思ってしまいます。
明らかに降参している状態と言えます。
まとめ
いかがでしたか?
猫をたくさん観察して、気持ちを読み取ることが日常となれば、何だか猫とお話ししているような感覚になりそうです。
私は実際に猫の仕草から気持ちを読み取って、実際に言葉にして話しかけています。
例えば「ごはん」と「おやつ」の名前を猫が覚えていました。
なので、どんなに深い眠りに落ちていても、その言葉を発するだけで走って寄ってきます(笑)
少しの意思疎通が、より猫への愛を深めてくれますね。
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